まずはお問い合わせをお待ちしております。そこから御社のお求めの「塗装における様々な実現方法」についてお話しさせていただければと考えています。
一般的には、次のようなフローでお話をさせていただいております。
①お問合せ
②ヒアリング(製品、材質、寸法、マスキング有無など)
③塗装仕様の検討と塗料選定
④お見積
(ご成約した後)
⑤色見本作成(色のご確認は見本にて評価いたします)
⑥塗装評価(クロスカット、硬度、膜厚さ等)
⑦初ロット塗装(必要に応じて、立会検査をお受けしております)
⑧ご納品
地もきれいでなくてはいけない』という基本的な考えにもとづき『きれいな塗装品』を作り上げようと社員一人一人が細部にまで気を使い作業に取り組んでいます。
大まかな工程としては、「前処理」→「乾燥」→「仮塗装」→「本塗装」→「仕上げ塗装」→「焼付け」→「検査」という工程で通過していきます。
①前処理
金属塗装をする上で欠かせないのが前処理と呼ばれる工程です。前処理工程では、被塗物に付着した汚れを落とす「洗浄」、加工の際に付着した油を分解する「脱脂」を行っております。被塗物の材質に合った前処理を適切に行うことにより、腐食の防止、耐久性の高い塗装が可能になります。
②塗装
当社は、次に示す様々なお客様のご要望にお応えし、様々な塗装対応をしております。
○粉体塗装
粉末状の塗料を静電気によって付着させ、高温で焼付けることで、塗膜形成する塗装です。有機溶剤をいっさい含まず、VOC(揮発性有機化合物)対策につながります。高品質・低公害性・省資源・省力化などを評価され、近年その用途が着実に広がっている塗装です。ただし調色に時間を要してしまいます。
○エポキシ樹脂塗装
エポキシ樹脂塗料は硬化の種類によって常温硬化型と加熱硬化型に分類されます。常温硬化型は、主に二液型塗料として高度の防食性、耐薬品性が要求される用途(大型鋼構造物等)に使用されます。加熱硬化型は、粉体塗料等としてパイプ内外面、電気、電子部品等に使用されます。
○焼付塗装
・メラミン焼付塗装
一般的な焼付塗料で鋼製家具・自動車部品・一般金属製品などに幅広く使用されています。主に屋内製品に使用されます。
・アクリル焼付塗装
メラミン樹脂塗料より、耐候性・耐食性・耐汚染性・耐薬品性に優れています。屋外製品に多く使用されます。価格は比較的高価になります。
・ウレタン焼付塗装
アクリル樹脂塗料より優れた耐候性を有します。屋外製品により耐候性を求める場合に使用します。
・2液型ウレタン塗装
主剤と硬化剤の2つを混合して塗装する塗料です。常温乾燥と焼付乾燥のいずれも可能です。光沢保持性、耐候性などに優れています。
○耐熱塗装
一般的な金属塗装では対応できない温度(200℃以上)に達する設備の表面に施す塗装を「耐熱塗装」といいます。耐熱温度は普通鋼鈑(SPC材)で600℃程度、ステンレスなら800℃程度まで対応可能です。
○模様塗装
塗装の表面に様々な模様を浮かび上がらせる塗装を「模様塗装」とよびます。一般金属塗装は表面がツルツルなのに対して模様塗装はザラザラだったりボコボコだったり様々です。表面の模様により素材の凹凸やキズを目立ちにくくする効果がありあます。